【最新版】未来まで見据えた間取り設計|子育て〜老後まで“ずっと暮らせる家”の考え方〈保存版〉
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【最新版】未来まで見据えた間取り設計|子育て〜老後まで“ずっと暮らせる家”の考え方〈保存版〉

家づくりの打ち合わせをしていると、
“いま”の生活を前提に考えてしまうのは、とても自然なことです。
でも、実際の暮らしは——
10年・20年・30年と、少しずつ・でも確実に変化していきます。
間取りは、「いま一番使いやすい間取り」ではなく、“変わっていくこと”を前提にして考えることが重要です。
「子どもが小さいうちはこういう間取りがいいかな」
「今の暮らしに合う間取りで考えています」
家づくりの打ち合わせをしていると、
“いま”の生活を前提に考えてしまうのは、とても自然なことです。
でも、実際の暮らしは——
夫婦ふたりの時期
子育て真っ最中の時期
子どもが思春期になる時期
巣立って、ふたり暮らしに戻る時期
体力が落ちてくる老後の時期
と、10年・20年・30年と、少しずつ・でも確実に変化していきます。
家は「いまの自分」だけのためではなく、
“未来の自分と家族”も守ってくれる器(うつわ)
だから間取りは、
「いま一番使いやすい間取り」ではなく、
“変わっていくこと”を前提にして考える
これが、数十年後に「あのとき、こうしておいて良かった」と思える家づくりのコツです !
家は一度建てたら、少なくとも20〜30年は付き合う存在です。
その間、家族の状況は少しずつ変わっていきます。
それぞれの時期で、
「こんな間取りがあると助かるよね」というポイントを整理してみます。
この時期は、とにかく 「子どもから目を離しにくい時期」です。
親の気配がいつも感じられること
おむつ替え・授乳など、こまめなお世話がしやすいこと
ベビーカーやおむつストックなどの“かさばる物”の一時置き場
夜中の授乳のとき、すぐ近くにトイレや洗面があると安心
特に大きいのが、
1階に“子ども用品の一時置き場”があるかどうか
リビング横や、階段下のスペースでも良いので、
おむつ
着替え
おもちゃ
ベビーカー
などをまとめて置いておける場所があると、
毎日の「取ってきて、しまって…」の負担がかなり変わります。
この時期からは、
宿題や学習
習いごとの荷物
学校のプリント・教科書
など、「モノ」と「頭を使う場所」が増えてきます。
よくあるのが、
子ども部屋を作ったのに、結局リビングで宿題している
教科書やランドセルがリビングに散らかりがち
というパターン。
ここで役立つのが、
リビング横やダイニング近くの「スタディスペース」
宿題やタブレット学習をするカウンター
ランドセルや教科書の定位置
プリントをしまう小さな棚
などをまとめておけると、
宿題を見守りやすい
子どもも声をかけやすい
片付けの“ハードル”が下がる
というメリットがあります。
思春期〜受験期は、少し 「自分の世界」 が大事になってくる時期。
自分のペースで勉強したい
オンライン授業・リモート授業があるかもしれない
友だちとオンラインで話す時間も増える
この時期にポイントになるのは、
個室の広さそのものよりも
「音」や「プライバシー」の確保
ドアの向き・廊下の位置など、
家族の動きとぶつかりにくい配置
「ガヤガヤしていて集中できない」
というストレスを減らせるかどうかは、
建物の性能だけでなく、間取りの組み方にも関係しています。
ここが、意外と見落とされがちなポイントです。
子ども部屋がそのまま空き部屋に
使っていない部屋が物置に
「掃除だけ増える空間」になってしまうことも…
そこで大事なのが、
“子ども部屋のその先”を考えた間取りにしておくこと
たとえば、こんな使い方ができます。
趣味部屋(裁縫・読書・音楽など)
在宅ワーク用の書斎スペース
孫が遊びに来たときのゲストルーム
夫婦それぞれの「自分時間」の場所
最初から「子ども専用の部屋」と決め切らず、
「あとから用途を変えやすい部屋」にしておくと、
将来「空間を持て余す」ことがぐっと減ります。
いちばん遠くに感じるかもしれませんが、
実はここを想像しておくと、老後の安心感がまったく違います。
ポイントは、
階段を日常的に使わなくても暮らせるか
夜中のトイレや水分補給が、安全にできるか
将来もし介護が必要になった時、スペースが取れるか
理想的なのは、
寝室+クローゼット+トイレ+洗面+浴室が、1階だけで完結していること
いまは2階に寝室でも構いません。
ただ、
将来は1階の和室や多目的室を寝室に変えられるようにしておく
トイレや洗面が1階にもちゃんとある
といった「逃げ道」を用意しておくと、
“段差や階段がつらくなってきた頃”に困りません。
“可変性”という言葉は少し難しく聞こえますが、
シンプルに言うと、
「家族構成や暮らし方が変わっても、使い方を変えやすい間取り」
のことです。
ライフイベント | 間取りの使い方の変化 |
|---|---|
赤ちゃんが生まれた | リビング横のスペースをベビースペースに |
幼児期 | 同じ場所をキッズコーナー(おもちゃ置き場)に |
小学生 | 学習コーナーとして使う |
中高生 | 個室を仕切る/スタディスペースを静かなワークスペースに |
子ども独立後 | ゲストルーム・趣味部屋・セカンドリビングに |
「場所の役割」を固定しない。
「これから変えられる余白」を残しておく。
これが、可変性のある家の考え方です。
ここからは、もう少し具体的なお話です。
最初から、
子ども部屋A(4.5帖)
子ども部屋B(4.5帖)
と分けてしまうのではなく、
最初は「大きめの一部屋」として使い、
将来必要になったら間仕切りできるようにしておく
という方法があります。
ポイントは、
仕切りたい位置に、きちんと壁を作れるよう下地を入れておく
将来のドア位置やスイッチ位置を考えておく
収納も、将来2つに分けられるよう配置しておく
こうしておけば、
小さいうちは、兄弟・姉妹で一緒に広々と使う
思春期になったら、プライバシーを保てる個室に分ける
という柔軟な使い方ができます。
よくあるのが、「廊下が長いだけ」の間取り。
通るだけの空間は、もったいないこともあります。
そこで、
廊下を少し広げて「フリースペース」にする
という考え方があります。
子どもが小さい頃:プレイコーナー
小学生〜中学生:スタディコーナーや本棚スペース
大人:ワークスペース・趣味のコーナー
老後:読書やストレッチをする小さなリラックス場所
“ただの移動のための空間”を
“暮らしに使える余白”に変えるイメージです。
いまは、
来客用の和室
多目的室
書斎兼ゲストルーム
として使っていても、
将来はここを寝室にできるようにしておく
という発想です。
ポイントは、
トイレ・洗面・お風呂からの距離
ベッドを置いた時の動線(夜中に動きやすいか)
日当たりと騒音(静かに休めるか)
「いつかここが寝室になっても大丈夫かな?」と
一度イメージしておくと安心です。
間取りだけでなく、外まわりも未来を想像しておくと安心です。
いまは自転車置き場 → 将来、ベビーカー/車いすの通路に
小さな庭 → 将来、家庭菜園やテラスとして使える広さを意識
駐車1台 → 将来2台必要になっても対応できる配置か
外構も「固定のかたち」で終わらせず、
暮らしの変化に合わせて使い方を変えられるか が大切です。
よくある失敗 | 将来どうなる? |
|---|---|
子ども部屋を最初から小さく固定 | 思春期に「狭い」「使いにくい」と感じる可能性 |
「収納の量」だけ増やす | 使う場所から遠く、結局使いづらい収納になる |
2階リビングにこだわりすぎる | 将来、階段が負担になりやすい |
玄関近くに収納がない | 子どもが大きくなるほど玄関が散らかりやすくなる |
1階の個室を作らない | 老後に「2階に上がるのがつらい…」となりやすい |
いまは便利でも、10〜20年後の自分がどう感じるか?
ここを一度だけ、ゆっくり想像してみるのがおすすめです。
打合せの途中で、こんな視点で図面を眺めてみてください 👀
子ども部屋は、将来 仕切ったり・統合したり しやすい配置になっている?
1階だけで 「寝る・着替える・トイレ・洗面・お風呂」 が完結できる将来像は描ける?
収納は「量」だけでなく、使う場所の近く にちゃんとある?
廊下が長いだけになっていない? → 小さなフリースペースにできない?
親の介護や、自分たちの老後を少しだけイメージしたときに、「動きにくそう」な場所はない?
リモートワークや在宅時間増加に対応できる、小さなワークスペースの候補はある?
趣味・楽しみ(読書、映画、ガーデニングなど)のための「ちょっとした居場所」をどこかに作れそう?
ひとつでも「?」があれば、
その部分はまだ“伸びしろ”があるサインです。
家づくりの正解は、
「いまが100点」ではなく、
10年後・20年後の自分が
『あのとき、こうしておいて良かった』と
思えるかどうか。
子育て期:バタバタの毎日を、少しラクにしてくれる家
思春期:家族の距離感を、ちょうどよく保てる家
巣立ち後:夫婦ふたりの時間を楽しめる家
老後:安心して、無理なく暮らし続けられる家
「その全部を、ひとつの家で叶えられるか?」
ここに向けて、間取りを考えていくイメージです。
この記事を書いた人
株式会社マイホム PlusMe事業本部
西村 賢
PlusMe マーケティング担当。 スーモカウンター、神奈川の工務店を経てWEB戦略を担当。住宅検討者と向き合ってきた経験と、自身も子育てをする父としての視点から、実務に基づいた情報を発信している。
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