【最新版】収納設計とミニマルライフ|“片付く家”は性格ではなく間取りで決まる〈完全保存版〉
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【最新版】収納設計とミニマルライフ|“片付く家”は性格ではなく間取りで決まる〈完全保存版〉

「片付かない…」は性格ではなく“家のづくり”の問題です。
でも、収納を“量”だけで考えると、「片付かない家」ができてしまいます。
収納設計の考え方を、いちからやさしく整理していきます
「片付かない…」は性格ではなく“家のづくり”の問題です
「収納は多ければ多いほどいい」
「パントリーさえあれば片付くはず…」
家づくりのご相談で、
本当によく聞くお悩みです。
でも、少し意地悪な言い方をすると——
収納を“量”だけで考えると、
「片付かない家」ができてしまいます。
片付けやすさは、性格の問題ではなく
・収納の位置 ・動線との関係 ・しまい方のルール
つまり、家の設計(=暮らしの仕組み)で決まります。
収納は「モノを隠す場所」ではなく、
暮らしに余白と余裕をつくるための道具。
帰宅して5秒で片付く
朝の身支度がスムーズ
休日に「片付けデー」がなくなる
子どもが自分で片付けてくれる
いつ来客が来ても慌てない
そんな“自分に優しい家”を目指して、
収納設計の考え方を、いちからやさしく整理していきますね 😊
まず、一番初めにお伝えしたいこと。
片付けが苦手=性格がだらしない
……ではありません。
たとえばこんなこと、心当たりありませんか?
カバンを玄関に置きっぱなし
洗濯物をソファに一時置き → そのまま数日
書類や郵便物をダイニングの端に積みがち
多くの方が「私、ズボラで…」とおっしゃいますが、
本当の理由は、とてもシンプルです。
しまう場所が遠いか、分かりにくいだけ
・わざわざ別の部屋まで行かないといけない
・扉を開けて、さらに箱を開けて…とアクションが多い
・誰のものをどこにしまうか、家族のルールがあいまい
こうなると、人間は自然と
「とりあえず、ここに置いておこう」
を選びます。
片付く家=“片付けなくても散らかりにくい仕組みがある家”
と考えてみてください。
「とりあえず大きなウォークインクローゼット(WIC)をつくれば安心」
「パントリーを大きくつくれば片付く」
「収納は“広さ自慢”できるほうがいい」
じつはこれ、片付かない家の典型パターンです。
大きな収納を1ヶ所にまとめると、
いちいちそこまで行くのが面倒
とりあえず突っ込んで、二度と出てこない
何をどれだけ持っているか把握できない
という「ブラックボックス収納」になりがちです。
収納を考えるときの優先順位は、この順番です。
① 位置(どこにあるか)
② 使いやすさ(出し入れのしやすさ)
③ 容量(どれくらい入るか)
反対に、この順番で考えてしまうと危険です。
❶ たくさん入るか
❷ とりあえずWICに突っ込む
❸ どこにあるか家族も知らない
大事なのは、
「必要な場所に」「必要な分だけ」「取り出しやすく」収納を置くこと。
この感覚を、頭の片隅に置いておいてくださいね。
「何をどこにしまうべきか分からない…」という方におすすめなのが、
“使う頻度”で分けて考える方法です。
レベル | 中身の例 | しまう場所のイメージ |
|---|---|---|
1軍(毎日) | カバン、よく着る服、よく使う食器、子どもの学用品… | リビング・玄関・洗面など“生活の中心”すぐ近く |
2軍(週〜月) | 来客用食器、季節ものの日用品、ストック食材… | パントリー、洗面収納、物入れなど“少し離れた収納” |
3軍(年数回) | 季節家電、季節の服、イベント用品… | WIC上段、階段下、納戸、屋根裏など |
特別枠 | 思い出の品、アルバム、備蓄品… | 書斎・寝室の一角・専用棚など |
この考え方のポイントは、
「よく使うものほど、生活動線の“ど真ん中”に置く」
ということ。
逆に、
年に1〜2回しか使わないものが、生活動線のど真ん中にあると、
邪魔になる
埃をかぶる
探しものが増える
と、いいことがありません。
モノを“距離”で整理する感覚を持つと、一気にラクになります。
SNSで素敵に見えるお家ほど、
実は「見せている収納」はごく一部だったりします。
隠す収納の例:
クローゼット
引き出し収納
洗面収納
造作の扉付き収納
パントリーの中
ここに入るのは、
日常の生活用品
書類
こまごましたもの
など“生活感のあるもの”たち。
🔍 注意したいことは、
「とりあえず突っ込んでおく場所」にしないこと。
そのために、
何を入れるか最初にざっくり決める
棚板の位置や奥行きを考える
奥行きが深すぎる収納をつくりすぎない
といった工夫が大事です。
見せる収納の例:
オープンの飾り棚
リビングの本棚
観葉植物のスペース
趣味のコレクションを並べる棚
ここには、
本当にお気に入りのもの
見ていて気分が上がるもの
だけを置くのがおすすめです。
何もかも見せる収納にすると → 生活感でゴチャゴチャ
すべて隠す収納にすると → 味気なく、管理も大変
そこで、
隠す収納:7割
見せる収納:3割
くらいを目安にすると、
「ラクさ」と「見た目」のバランスがよくなります。
細かいテクニックはたくさんありますが、
まずは考え方の軸だけ押さえておきましょう。
玄関収納=靴箱だけ、になっていませんか?
本当に必要なのは、
カバン・ランドセルの置き場所
コート・帽子・マフラー
鍵・財布・定期
ベビーカー・雨具
ゴミの一時置き
宅配の一時置きスペース
など、「帰宅してからLDKに入るまで」に使うものたちです。
靴だけしまえても、
コートやカバンが床に置かれていたら散らかって見えるまま。
“帰宅動線まるごと”を整理できる玄関収納をイメージしてみてください。
キッチンの収納で大事なのは、
「毎日使うものが、少ない動きで取れるかどうか」
よく使う調味料 → コンロ近くの引き出し
毎日使う食器 → 腰〜胸の高さ
鍋・フライパン → しゃがまずに出し入れできる位置
パントリーも、
「立つ位置」「回れるスペース」を最優先
・奥行きが深すぎる棚
・手前だけ詰まって奥が死蔵スペース
にならないように注意です。
洗面まわりの収納は、
タオル
パジャマ・下着
洗剤・日用品
洗濯前の服・洗濯後の服
これらがごちゃっと集まる場所です。
理想は、
「洗う → 干す → たたむ → しまう」が
できるだけ同じスペース内で完結すること。
ランドリールーム+ファミリークローゼット
脱衣室のすぐ横に“しまう収納”
など、「動きが少ない動線」を意識すると、
家事が本当にラクになります。
子どもが片付けられないのも、
性格ではなく仕組みの問題が多いです。
ポイントは3つだけ👇
子どもが“自分で届く高さ”に収納をつくる
ざっくり分けられる箱やカゴ(細かすぎない)
「おもちゃ箱」「絵本」などラベルやイラストで見える化
「ここに戻せばいい」が分かれば、
子どもはちゃんと片付けてくれます。
「ミニマリストは無理です…」とよく言われますが、
ここでお伝えしたいのはストイックな話ではありません。
ミニマル=
“自分たちが心地よく管理できる量で暮らす”こと
あまり使っていないモノが多いと、掃除も収納も大変
モノが多いほど「探す時間」「迷う時間」が増える
余白のある家の方が、インテリアが整って見える
「全部捨てましょう」ではなく、
・これは本当に使っている?
・見ると嬉しくなる?
・持っていることで、逆に疲れていない?
と、持ち物と“付き合い方”を見直す感覚が大事です。
失敗例 | 起きること |
|---|---|
大きなWICに家中のモノを集約 | 遠くて面倒→廊下やリビングに置きっぱなし |
パントリーを詰め込み収納に | 賞味期限切れ・重複買い・何があるか分からない |
オープン棚を増やしすぎた | ホコリ&生活感で、常に「片付いていない感じ」 |
子ども収納が大人目線の高さ | 「お母さん片付けて〜」が一生続く |
収納内にコンセントを忘れた | 充電器・ルーター・家電が丸見え&配線だらけ |
家は“片付ける場所”ではなく、
リラックスする場所です。
収納設計は、
そのための「舞台裏の仕組みづくり」と考えてみてください。
可動棚で、暮らしの変化に合わせて高さを変えられる
充電スペース・ルーター置き場など「見せたくない電源」が隠せる
季節もの・備蓄品をまとめておける“年に数回ゾーン”がある
来客の動線と、家族の生活動線を分けられている
「何も入れない余白」を最初から少しだけ残しておく
この記事を書いた人
株式会社マイホム PlusMe事業本部
西村 賢
PlusMe マーケティング担当。 スーモカウンター、神奈川の工務店を経てWEB戦略を担当。住宅検討者と向き合ってきた経験と、自身も子育てをする父としての視点から、実務に基づいた情報を発信している。
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